塾長
宮田 利広

ごあいさつ

私は学生時代からこれまで30年以上、部活動を通じて小中高校生と接してきました。過去出会ってきた恩師の影響から「スポーツを通じて若人の自分探しに関われたら!」との思いでしたが、時々「テストの成績が悪くて部活を休みたい…」という生徒がいたのです。

部活以外に学習支援の経験もあったのでそんな生徒に付き合ってみると、根本的に勉強方法が間違っていたり、随分と遠回りをして無駄な時間を費やしていることにも気付きました。それであればと一緒に問題解決していくと、子供らは見る見るうちに点数アップに結び付けてくれます。

部活動に打ち込むことは有意義ですが、学生の本分はやはり学業です。中体連で目標を達成した後に、急に慌てても学力を挽回することは容易ではありません。その後の人生の方がずっと長いのですから、この時期に少しずつでも勉強に勤しむことの重要さを早く気付かせてあげたいと強く思いました。

また今まで私が塾とは異なる世界に身を置いていたため、教育者と違う視点で人としての価値観を生徒と話せることも、今後の生活に活かして貰えると考えています。

中学校までの基礎学力はとても重要です。競争の中で自分を磨くことも大事なことです。全員が希望通りの結果を得ることは難しいですが、努力して得た過程は何にも代え難い貴重な体験です。失敗を恐れる必要はありませんが、初めから諦めて何もしないことは残念です。

ホンの数年のお付き合いしか出来ませんが、教室の中でこれらの話をしながら自分が進むべき道を選ぶお手伝いになれるよう、一人ひとりと全力でぶつかり合っていきます。

指導方針

最終的に塾を卒業する際に求める姿は、「一人でも勉強を進められる」「自立した学習方法を身につけた」生徒です。受け身でただ答えを求めても、将来的に(高校にも大学にも社会にも)手取り足取り教えてくれる人はいません。まず必要な能力は、何処が分からないのか・何が分からないのかを、人に伝える表現力だと考えています。 そしてそれらを、どうすれば分かるようになるのか・分かったつもりでなく確実に知識としたことを、自ら確認する術を身につけなければ成長とは言えないと考えています。

よって安易に正解を与えるような指導はしません。質問に対し質問を返すこともあります。質問の前に教科書や解説の何処を読み、何処まで理解できたのかを確認もします。初めは「教えて貰えない…」と感じることもあるかもしれませんが、次第に自己解決する方法を身に付けていきます。

もちろん最初から周りの塾生と同じように指導される訳でなく、入塾当初はお互いよく話し目的を確かめ合いながら、伝えるべきことは伝えるので安心して取り組めるように配慮します。今まで「何が分からないのかが分からない」ことで困っていたお子様もすぐに、分かることの喜びを感じ、学ぶことの楽しさを体感して貰います。

また教室では勉強だけにとらわれず、始業と終業時の挨拶、学習時の正しい姿勢、自ら学ぼうとする意欲、そして人に対する感謝の気持ちに対しても、あたりまえに意識付けができるように接します。

アリウープって何?

「アリウープ」は、バスケットボールで使うシュート技の名前です。

リングに向けて放たれた味方のパスを、空中で受け着地せずそのままゴールに叩き込むという、花形プレイの呼称になります。

「なぜそれが塾の名前に?」と思いますよね。

このプレイは塾で例えると、パスの出し手(講師)とボールの受け手(塾生)の呼吸が合わないと成立しません。どちらも一方通行では結果が伴わないのです。長年部活動の外部指導(バスケ)に携わってきて、とても大切な関係だと思い名付けてみました。

パスを出す塾側が生徒の様子を日々しっかりと観察し、絶妙のタイミングで的確なアドバイスを与えることで、豪快に塾生がダンクシュートを決めて貰えたら!という理想をもって臨んでいます。