5年前の高校進学面談で「途上国の教育に関われたら…」と話してくれた女子。
高校では「勉強できなかった」と振り返るも、不登校支援のボランティア活動に参加したり、文科省主催の「トビタテ!留学JAPAN」に応募して審査を通り、念願の海外実践活動を経験しつつ今は大学2年生。
大学は特別選抜型の入試制度を活用して、見事「AIU=国際教養大学」へ進学した努力家に会ってきました。
元々は大学受験合格の連絡が届いた時に「中嶋図書館を案内してくれよ♪」と交わした約束を果たすためですが、今後の学習塾運営において色々と相談事があったからでもあります。
もうすぐ枯れそうな私よりも若い彼女の方がずっと経験豊富で、インスタグラムから伝わるルワンダで活動する姿に強烈に感化され、ナンとかリアルに話を聞けないかと時間を融通してもらったんですね。
「24時間365日、眠らない中嶋図書館」として有名ですが、本当に活用されているのか?と問うと…
「私は朝方なので4時から使うこともあるし、入れ替わりで4時に帰る学生もいる」とのことでした(もう降参するしかないです)
彼女と話していて、自分のお悩み相談以外にも気付きがありました。
「私よりもずっと学業優秀なのに、気力を落としてしまう友達が少なくないんです…」とのこと。
はっきりした原因・理由など分かる筈もなく、会話の中から自分が勝手に想像するに「何を目的に進学してきたのか!?」は多大に影響あると感じました。
弊塾アリウープで意識していることは「何のために塾に来たの?」という問い掛けをしていること。
また探求的に「これから先に自分はどうしたいのか、能動的に考えようよ!(指示を待つのでなく、自分から動きませんか?)」と声掛けをして、時々レポートも書いてもらいます。
ただ単に大人が「勉強しろ!」と叫んでも、当事者である中学生の目的意識が欠落していると、念願だったはずの高校へ合格しても次の行動に移れない、、時には不登校から退学してしまう話も耳にしてきたのです。
そんな生徒をせめて地元から出さないために、と試行錯誤して活動しているつもりですが、東北の地でも危惧する状況が起きていると知った次第。
朝4時起きして飛行機に乗った甲斐がありました。
彼女から学んだこと(学びへの向き合い方や、父母との関わり方、秋田での新しい活動への取り組み等々)をもう一度整理して、自塾のこれからの運営に活かさなければなりませんね!(ありがとう♪)