物騒なテーマで恐縮です…(^^ゞ

小学校と中学校の英語を指導していて、以前から「ナンでだろう?」と感じていたことが、教科書会社が異なっていたこと。(同じ会社なら登場人物の関連性等々が保たれるのにと…)

それが昨年、小学校が合わせた!(東京書籍→光村出版)と思いきや、今年になって中学側がまた変えちゃったんですよね…(光村出版→三省堂)

また面倒なのが新中一は新教科書会社採用でも、新中二・中三は変更できないので小学校と共通の会社になるという…(会社毎に学年で扱う文法に入れ繰りがある為ですが、指導する側は学校も塾も負荷増ですよ…)

例えば「現在完了形(have + 過去分詞…って奴です)」は今年度まで中三の文法ですが、(他社の)新しい教科書では中二で学びます。

故に一斉に変えてしまうと、現中二は(2年で現在完了は未習の為)現在完了を知らずに高校受験へ突入してしまう?(だから変えない)

面白いのが上述が原因で、2026年度は中三(旧教科書)と中二(新教科書)で同時に現在完了形を教えることになってしまうんですよね。。

更に新しい英語教科書を眺めていて困ったのは、中一が「過去形」を学習するタイミングが「4章」と激しく早いタイミングであること。これまで一般動詞の「3人称・単数・現在のs」を先に学習してから、年明けて真冬の「7章」で出てきた文法なのに、夏には先に「過去形」ですって…(授業どうしよう?)

ザックリ調べてみた所、静岡県内で同じ教科書を採用している地区は無く、ここ志太地区(焼津・藤枝・島田)のみなのもとても気になるのです…(塾での模試や、県の学力調査に影響しないか?)

とかく我が子の点数にのみ一喜一憂して仕舞いがちですが、お母さまお父さまが受けていた英語教育より格段に難しくなったことも説明しながら、家庭で親子で話題に出来るようなテーマを提示できたらと思っています。