内申点の仕組みを知りたければ、ネットや本を使えば色々と教えてくれるので、今回は端的に「どうすれば上がるのか?」を、当塾ではどう生徒に話しているのか拾ってみました。

公立高校入試の内申点は、次の三観点で評価されます。

●知識・技能(以下、知能)
●思考・判断・表現(以下、思考)
●主体的に学習に取り組む態度(以下、主体性)

「知能はテストで点数を取る」「思考は授業へ積極的に参加」「主体性は提出物の出し方を工夫せよ」など、テクニック的なことは上げたら書き切れないためここでは割愛します。

まず自分の成績表を目の前に置いて、ABC(観点別評価)がどうなのかを確認すること。

「A」は認められているので維持を心掛ける!

「B」はもう少しで「A」になるはず、また「C」は何かしら問題があるので考える必要があるでしょう…

自覚があれば改善に努めることで評価は上がる筈ですが、心当たりがなければ「担当先生に確認するように」と生徒に声掛けしています、特に3年生には「上げたい教科はすべて確認しておいで」と話します。

個人的に学校は「コミュニケーション能力を鍛える場」だと考えているので、勉強も大切ですが「対話」するように仕向けている訳です。

成績を付けるのは「人」ですから、実際に評価している先生方と対話することで、問題解決の糸口を自分で探すように話しています。

本来は評価基準は事前に明らかにされるべきで、資料が配られていれば自分で読み解く力も必要なため、闇雲に質問することの無いようにも話します。何も調べずただ聞けばイイというモノでもないですからね…

基本的には先生方も親身になって答えてくれる筈。当塾の先輩方がそうして頑張るネタを自分で仕入れ、咀嚼して行動に移すことで結果的に大きく内申を上げてきたので、ここ志太榛原地区では間違いない指導だと認識しています。

中には「君にだけ教えられない」と固く口を閉ざす先生がいるかもしれませんが、それはそれで別の方法を見付けるべく、私も一緒に考えるようにしています。(私なりに個々の能力を見極めて、私の経験値を加味して指導するしかないと思っているので)

また性格が超消極的で、とても対話になど至らない生徒も居るので、その場合にも同様のアドバイスをしています。

ここで何が重要なのかを再度強調しますが、先生との「対話」です。

成人して社会に出て必要な能力は「対話力」です。

万事が自分の思い通りに進まないことなど極々当たり前に転がっている訳で、場合によっては対立することも有り得ます。その時に勝手に自分の思い込みで行動するのでなく、相手との交渉・対話が必要になります。

そのための経験を中学生の内からすることで、スムーズに社会に出て行けると信じています。

それほど難しいテクニックでは無いので、実際に行動へと移してもらえばよろしいかと思います。(先生方も「アイツ、頑張ろうとしているんだ!」と今まで以上にフォーカスして見守ってくれます)