アリウープのGW休講は今日まで、明日から平日授業が再開します
今年のGWは松本までドライブし、信州大学の授業を受け普段できない体験をしたり、その延長線で長崎や横浜の塾長とも交流を深めたりと、充実した時間を過ごせました。今回は、色々なテーマで語り合う中で出てきた「主体性」について記します。
私の持論よりも「グッ」と説得力があり、自塾の運営に多くの気づきを頂戴してきた、教育改革の第一人者・工藤勇一先生が提唱する「主体性を育てる関わり方」をヒントに、これからの時代を生き抜くために必要な「自分で決める力」について文字化してみます。
「自主性」と「主体性」は、似て非なるもの
大人はよく「自主性のある子」を褒めると思いますが、それは多くの場合「大人の期待通りに動く子」を指しているように感じます。しかし工藤先生は、これからの正解がない時代に本当に必要なのは「主体性」だと言います。
主体性とは、周りの顔色をうかがうのではなく、「自分の頭で考え、自分で納得して動く力」です。大人が先回りして失敗を防ぎ、「補助線」を引きすぎてしまうと、子供は「失敗は誰かが解決してくれるもの」と誤解し、当事者意識を失ってしまいます。
脳が「動けなくなる」メカニズム
脳科学の視点から見ると、子供は叱られたり、強く命令されたりすると、脳がパニック状態(心理的安全性が低い状態)になるといいます。こうなると脳は「攻撃」か「逃避」の反応しかできなくなり、肝心の「考える力」が停止してしまうのだそうです。
よって「安心感」があって初めて、子供は難しい課題にチャレンジしようと思えるのだと考えられます。
今日からできる「3つの魔法の問いかけ」
では、私たち大人はどう接すればいいのでしょうか。工藤先生は、命令を捨てて、次の3つの質問を繰り返すことを勧めています。
- 「君はどうしたい?」 (自分の意思を確認させ、自己決定を促す)
- 「何か手伝えることはある?」 (突き放すのではなく、サポートする姿勢を見せる)
- 「次はどうすればいいと思う?」 (失敗を責めるのではなく、改善に意識を向けさせる)
「エラー・アンド・ラン」を合言葉に
アリウープで大切にしているのは、失敗を恐れずに突き進む「エラー・アンド・ラン」の精神です。間違えることは、脳が成長するための最大のチャンスと捉え、生徒らに「ミスしてもいいからまず解いてごらん♪」と声を掛けています。
教室での指導もただ正解を教えるのではなく、生徒自身が「自分にはどの解き方が合うか」「今はどの課題が必要か」を試行錯誤するプロセスを重視しています。
保護者さまにお願いしたいのは、お子さんの「最後のセーフティネット」でいていただくことです。多少の失敗には目をつぶり、「自分で決めたこと」を尊重して黙って見守る。その安心感こそが、子供たちが自ら動き出すための、何よりのガソリンになると信じています。
共に、子供たちの「一生モノの自立心」を育てていきましょう!
