藤枝市の一人一台タブレットが今回全面更新され、「モバイルネットワーク(LTE)」の接続機能が追加されました。

これまでは「外ではつながらない」「家庭にWi-Fiがないと使えない」といった壁がありましたが、これからは学校や自宅以外でも、もちろん塾でも場所を選ばず「同じ条件」で学べる環境が整いました。


ここで一つ冷静に考えたいことがあります。

それは「ICT(タブレットなど)を使えば成績が上がるのか?」という問いです。

結論から言えば、答えは「NO」です。

タブレットはとても便利な道具です。

解説動画を何度も見たり、自分のペースで学習を進めたりと、特に「インプット」の面では非常に大きな力を発揮します。

実際、当塾でも映像授業を取り入れており、基礎的な理解の部分はICTで十分に効率化できています。


しかし一方で、ICTには明確な限界があります。

それは「本当に理解しているかどうかを見抜くこと」です。

例えば、
・分かったつもりで進んでしまう
・間違いの原因に気づかない
・あいまいな理解のまま放置される

こうした状態は、画面越しではなかなか見抜けません。

だからこそ当塾では「インプットはICT、理解の確認は対人」という考え方を大切にしています。

映像で学び、演習で試し、そして対話の中でズレを修正する。

このプロセスを通して、はじめて学習は「分かる」から「できる」へと変わります。


これからの時代、ICTを使いこなすスキルは間違いなく必要です。

しかし、それに任せきりにしてしまうと、見えないところで理解のズレが積み重なっていきます。(生成AIの使い方も要注意です…)

そしてそのズレは、テストや受験の場面で初めて表面化します。

重要なのは、ICTを使うかどうかではなく、どう使うか、そしてどこで人が関わるかです。

これからの学習は、環境の差ではなく、学び方の差で結果が決まります。

だからこそ、アリウープではICTを活用しながらも、最後は必ず人の目で確認する指導を続けていきます。

タブレットだけでは伸びない。

しかし、タブレットと人が組み合わさったとき、学力は効率的に大きく伸びていきます。