アリウープのホームページを管理してくださる会社が、
「推しの本」を紹介するサイトを立ち上げました。
自分だったら何をあげるだろうか?と勝手に想像したので、
このブログでも「教えないスキル」という一冊をご紹介します。

◾️教えないスキル: ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術 (小学館新書)
タイトルだけ見ると「教えないなんて大丈夫?」と感じるかもしれません。
しかしこの本の本質は、“放置する”ことではありません。
むしろ逆です。
子どもが自ら考え、動けるようにするための関わり方を徹底的に追求した一冊です。
■成長を引き出す7つの視点
本書では、指導者が持つべき視点として「7つの育成術」が提示されています。
①reflection(振り返り)
自分の言動に意識を向けること。
指導者自身の関わり方が、子どもの成長を大きく左右します。
②question(問い)
答えを与えるのではなく、「どう思う?」と問いかける。
思考のスタートは、常に問いから始まります。
③words(言葉)
何気ない一言が、やる気を生むこともあれば奪うこともある。
パフォーマンスを引き出す言葉選びが重要です。
④knowing(理解)
子ども一人ひとりの特性を知ること。
生徒をよく観察し、大人目線でなく生徒主体で教務する必要があります。
⑤equality(関係性)
上下ではなく、対話できる関係へ。
いわば「丸テーブル」の関係が主体性を育てます。
⑥centred(教えない技術)
必要以上に教えすぎない。
あえて任せることで、自分で考える力が育ちます。
⑦cognitive(認知)
「分かったつもり」で終わらせない。
理解の質そのものを高めることが重要です。
■なぜ「教えすぎ」は危険なのか
大人がすぐに答えを提示すると、子どもは考える機会を失います。
その結果、
・指示待ちになる
・応用力が育たない
・自信がつかない
といった状態に陥りやすくなります。
逆に、自分で考え抜いた経験は、
確かな「できた」という実感になります。
■当塾の指導との共通点
アリウープでも、
・すぐに答えを教えない
・問いを通して考えさせる
・対話で理解度を確認する
というプロセスをとても大切にしています。
知識のインプットは、ICTで効率化できます。
しかし、本当に理解しているかは対人でしか確認できません。
だからこそアリウープでは、
「教える」と「任せる」のバランスを重視しています。
「教えない」とは、決して手を抜くことではありません。
むしろ子どもを深く理解し、適切に関わる高度な技術です。
これからの時代に必要なのは、
正解を知っている子ではなく、
自分で考え、行動できる子です。
ぜひご家庭でも、
「すぐに教える」のではなく
「まず問いかける」ことを意識してみてください。
